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Posted by ミリタリーブログ at

2016年01月11日

アホカリプス2015 Day-1


「ウィ~w アホカリ最高だじぇ~」


念願だったアホカリプス初参加を果たしました。



今から半年前に
(震え声)



いまさらかい!せめて帰って来てから1週間もしたら書くモンだろ~!

と叱咤の声が聞こえますね気持ちいいです(アヘ顔)

いやね、他の参加者の方々が次々とすばらしいブログをアップされまして、

それ読んで満足しちゃったんですよね。ほんとうにごちそうさまでした(満面の笑み)



それではワタシの視点から見たアホカリを、時系列順に画像混ぜつつ追っていきたいと思います。




小倉駅前の夜行バス乗り場

まず前日、キャリーバッグに装備詰め込んで(重かったw)

同じSOG勢の「Q州の一匹狼」さんと共に富士Q行きの夜行バスで九州を出発。

狼さんの荷物はなんとペリカンのケース!薄っぺらい私のメイドインドンキなキャリーバッグとは迫力も実用性も桁違いでしたよ~。

今回アホカリではTwitter等で日頃からお世話になってはいたものの、まだ直接お会いしたことのなかった方々との初対面が予想され

緊張していたわたしはなんと 夜行バスのチケットを部屋に忘れました(唖然)




↑休憩で停まったSAにて本気で心配して下さった優しい狼さんのイメージ図

乗車料金を全額払い、後日チケットを郵送して返金してもらいました。

いや本当に自分のそそっかしさでいらぬご心配をおかけしました(滝汗)


さて、半日以上バスに揺られケツの疲労が早くも限界に達しつつも、翌日河口湖駅に到着しました。





河口湖駅に到着し、プラトーンの皆様 及びCOSTCO殿とご対面!

2台のお車には既にこ れ で も かコットン臭い物資が山積みになってました。

狼さんはCOSTCO殿、自分はプラトーンご一行のお車にお邪魔させてもらい、会場へ。






到着。

この上ない晴天の霹靂で景色がまあ~綺麗でした!

奥には既にいくつものテントやジープや軍服姿のオッサン達が(失礼)

まるで軍の野営地みたいじゃ~

と、眼下の非日常的な光景を目の前にして一気に興奮が高まってきました。







チームプラトーンさんの車(トランク開けてるバン)の左に、先ほど会場入りするとき前を走ってた群馬ナンバーのミニバンが!

グンマー!!ということは!!






かめさんとよーさんでした!

地元でご一緒したとき以来の再会でした。

アホカリに同郷の方がいるという安心感でテンション上がりまくり!





会場の奥に向かう道中の渋滞で目に飛び込んできた光景

実銃の発射音そのもののプロパンM2!

翌日の爆破イベントもそうでしたがさすが一大イベント、スケールがハンパじゃないです。

リエナクト初心者のわたしにはもう何から何まで新鮮でした。






今回はチームVikingさんのテントに泊めて頂きました。

30枚近いポップアップテントの生地を全部つなぎ合わせた巨大テントなのだそうです(驚愕)

今のご時世では生地が手に入らないゾと皆さんおっしゃていたので、こちら相当スゴイお宝ですよね。







テントの中はこんな感じでした。日陰とっても快適です。

Vikingの皆様、キャンプ用品皆無で来てしまったワタシなどに

コットにテントにと貸して下さって、本当にありがとうございました。

おかげさまでぢめんでねなくてすみました(震え声)





「えええw」「いやいやいやw」

西のガンスミス crackerさんにツッコミを入れるCOSTCOさんとskipperさん(ノ´∀`)ノ

skipperさんhとはGWでお会いして以来でした。

RPDやスウェーディッシュKを自作してしまう巨匠はどんなかたなんだろう、

ブログの文面的にクールでダンディーな方なのかな‥‥と想像してかなり緊張してたのですが

crackerさん、とてもとても気さくで面白いおじさんで、ホッコリしました(´▽`*)







ベオガムに身を包むはCCSさん、埼玉から単身3人分はあろうかという装備をひっさげてやって来たそうです。

たぬきちさんたち空挺師団のあつまりの近くでアルミコットに寝ていたCCSさんを発見したので

半ば強制的にこちらのスペースまで拉致りました(/_・)/





COSTCOさんが何やら高額なものが入ってそうなペリカンケースを開けると‥






中には宝の山が!!ひえ~っ!

実パーツをふんだんに使った最強のトレポンXM‥

これは間違いなく日本で最強のトイガンXM177でしょう!

気合いの入り方が違います(゜o゜;;







と、ここで美味しそうな匂いを嗅ぎ付けたハブ山いんちょさんがやって来ました。

サンヘル使ってシングルポイントをパクろうとしていますけど






モロバレですねw








お次は狼さんもペリカン開栓







いきなり無可動実銃XM177E2(現存数めっっちゃ少ないんですよ!!)が出てきたかと思えば






アレヨアレヨと次々お宝が湧き出てきて

気付けば人だかりが!

狼さん、もはやです(゜o゜;;

私にとって何をどうしようと絶対に届かない目標でございます。





COSTCOさんのトレポンと狼さんの無可動 伝説のツーショット!

もうどっちがトレポンなのか実銃なのか見分けがつきません(‥;)







Rabbitさんにもお会いできました~!

rabbitさんいわはくこのブリっ子内股射撃フォーム、「米軍のマニュアルに書かれた正しい撃ち方」なのだそうです‥(゜_゜)







ちなみにこれ今回自分が持ってきたWEのXMです。ガシャガシャ気持ちよく動きましたよ~

アホカリに向けてブルーイングしたりマガジン揃えたり入念に準備をしてきた甲斐がありました。

カスタムをして下さった方ともこの日お会い出来てお礼を伝えられて、よかったです。






こちらはRabbitさんと試射しに行く道中、いんちょさんに撮って頂いた写真なのですが

いんちょさん、なぜ口にモザイクつけられたのですか(爆笑)

Rabbitさんが持ってるマグカップはご自身が発注した特製エンブレム入りのマグカップです。

カッチョイイ~!








テントなどの設営が落ち着き有志による土嚢作成なども終了した午後5時ごろ、開会式が始まりました。






対岸には撮ったり撮られたりお忙しいいんちょさんとスキッパーさんが。笑






そのいんちょさんが撮ったお写真。

なにげない瞬間も撮っておかないとソンした気分になってしまうので、ついついカメラを手にしちゃうんですよね~。

説明?モチロン真面目に聞いてましたよ!(説得力皆無)








開会式後に初速測定が始まりましたが、いんちょさん同様あまりの人の多さに挫折orz

キャンプで酒を引っかけ始めましたw






6時には日も落ち始めてきて、お待ちかねの宴が始まりました(ノ´∀`)ノ

プラトーンさんの(SEA HOUNDさんでしたっけ‥スミマセン記憶が)美味しいBBQと‥






いんちょさん特製ローストビーフ奥様の美味しい手料理を頂いて

これでもかと舌鼓をうち、ぽっぺた落としまくってからの



一方ワタシのつくったミールはというとー






こちらです。食いかけで写真うつり悪いっていうか

ゲテモノ感がorz

い、いちおう味はそれなりの好評を頂いたのですよ。。ただ見た目が。。

ある意味ミリメシっぽいっちゃぽいかもしれないですけどね。Bレーションあたりでありそうな。

あっMREにもパスタったよね確かね(蘇る恐怖)







大勢で軍装しながら美味しい食事と酒を囲んで談笑、とっても楽しかったです。

これが楽しくて皆様遠くからお越しになるのですね。ワタシもすっかり虜になってしまいました。






CCSさんとぐーるさん

SOG装備も格好良く着こなされる、豊富なバイタリティをお持ちの方でした。

crackerさんもそうでしたが関西の方はトークが面白くてすごいな~と思いました(゜_゜)









アルコールが入り完全体と化したいんちょ殿ダイジェスト('_')

ここには載せられませんが、フォルダを漁ったらぐーるさんを追っかけ回す動画も出てきましたw





COSTCOさんが PVS の載ったイチロク(しかも無可動!?)を持たれてます。

スコープを覗かせてもらいましたが、、、ただ一言

スゴかったですw







0時をまわったところで、埼玉からお仕事を終えたMINEさんがお越しになりました!

夜道の長旅お疲れさまでした。

mineさんもようやく来れました~、と満面の笑みです。





そうして0時半ごろ、皆さんポツポツと床に入り始めて、宴もお開きとなりました。

少し冷え込んで夏なのに肌寒い富士山のフモトで、酔っ払いは横になりましたzzz







Day-2に続く~










  

Posted by ながせ(Kingbee) at 00:21Comments(2)リエナクト

2016年01月01日

2015年のまとめ

あけまあしておめでとうございます。



最近更新が滞っています(滝汗)
なのでせめて去年の総集編ということで画像を混ぜながら去年を振り返って行こうと思います。





一年のはじまり、正確にはこの時点では2014年なんですが、私の一年はかめさんなべさん、ミネさん、よーさんなど新しい方々とのご縁に恵まれるところから始まりました。




うんこラックサックがこんな数、しかも地元群馬に集まってしまう異常な光景を目の前にして、

「これからナム、というかSOGいけるんじゃねえきゃあ!!?(群馬弁)」

と確信しました。

この後の数々の出来事を見据えると決して気のせいではなかったのだと思います。






1月4日のコードセブン、イツメンと。

地元に帰るたび温かく迎えてくれる友達がいるというのは本当にありがたいです。

(幻覚かな…サバゲにおなごがいるぞい…)







2月だか3月あたりに一大ビッグイベントが発生しました。

香港のEA社がついに、モンタ二ヤードが着てるCISO戦闘服のレプリカをリリースしたのです。

このビッグウェーブに乗り遅れまいと早速購入し





まずODのCISOユニフォームを入手。

袖のカットとズボンの細身お直しをしました。





さらに後にリリースされたカーキのも購入、もちろんお直しに。

この二つを合わせることで




4月、ついに完璧なヤード装備を完成させたのです。

自分で言うのもなんなんですが結構凄いことだと思います。

そしてなによりこんなニッチなアイテムを作ってくれたEAに感謝です。




ユニフォーム以外にもEAには色々とお世話になっております。

まさしく現代のCISOですな。

ジムさんありがとう!





5月30日には地元のいつもお世話になっている方に、千葉の24時間耐久サバゲ―に連れて行って頂けました。

自分をナム装の沼に突っ込んで下さった感謝しても止まない方々です。




それにしても皆さん意味分からないくらいツエエんですわ(滝汗)

ご一緒しているといつも初心に帰れます。






GWには職場の友達が実は鳥取県で活躍するリエナクトチームの中心メンバーだったりした縁があって、山陰にお邪魔させて頂きました。

強烈なキャラのひとたちばかりで1分1秒刻みで笑いが起こる、いい雰囲気でとても楽しませていただきました。






7月11日、念願だった一大イベント、アホカリプスに参加させて頂きました。

この日は秘蔵っ子のCISOユニフォームに…




ブルーイングしてマガジンを10個そろえたWEのガスブロXM177E2





クラブカミ―ス(パッチモリモリの基地内でSOG隊員が着たファティーグ)など最新兵器を投入し

(見えない)




そしてプラトーンの方々、千葉勢の方々、一緒に夜行バスでQ州からご一緒して下さった一匹狼さんのご助力を受け、沢山の方々のご支援を受けながらの初参加となりました。

アルミコットやテントすらないのに手ぶらで来た私をかくまってくださり本当に感謝し尽くしても足りないくらいです。






さらにtwitterで絡みはあったものの実際お会いしたことの無かったいんちょ殿、CCS氏、ぐーる氏えいぶ氏こみー氏スキッパー氏等沢山の方々とご縁を深めることができて本当に光栄でした。

夜の飲みが言葉で言い表せないくらい楽しくて、幸せな時間を過ごさせて頂きました。

病みつきになっちゃいますね。

特にいんちょ氏えいぶ氏など普段おちゃらけているのにホントはとても真面目でバイタリティのある方と接せてフォースを分けて貰えましたよハイ(スターウォーズに便乗したつもりでいる






アホカリにCISOユニフォームを着て行ったところ、かなりの宣伝効果(ゲス顔)があったみたいで、SOG勢に新たなSOG装備の方向性を印象付けることに成功しました。

そしてこの瞬間、ひとつの目標が出来ました。

「年内にはヤード装備を普及させて、リアルな人数の割合でSOGリーコンを再現する」

そしてワタシ、気付いたらEA服のブローカーになってたアルよ(滝汗)







時は流れ12月末、千葉県のフォレストユニオンの定例会にナムクラが集まりました。

アホカリでCISO服の歩く広告塔になったせいで感染者が何人も出てしまい

ひとりまたひとりとヤードサイドに落としていったのであります。

6人もヤード服所持者がいれば、そう、念願だったアレがついにできちゃいますね!





リアルリーコンチーム!!

人数の割合がリアルでしょう?
グリーンベレー2~3人にヤード6~7人

これがやりたかったのです。

アホカリと同じか、それ以上に興奮しました。

この日集まってご協力して下さった方々には本当にどれだけ感謝してもしてもし足りない気持ちです。












私実はおしゃべりなように見えてかなりの口下手なもので、ブログとかtwitterとかでなかなかお礼の言葉とか言えずに1年を過ごしてしまったのですが

ハッキリ言えます。いつもそうなんですが今年は特に皆様に支えられた1年でした。

本当に一生モノのご縁であると、勝手ながら思っているところであります。

本当に楽しい1年を私に与えて下さって本当にありがとうございました。

来年も再来年も、どうかこんな私めをよろしくお願いいたします。
  

Posted by ながせ(Kingbee) at 09:29Comments(4)つぶやき

2015年10月14日

燃え尽き症候群

自分にとって今年最大のイベントだったアホカリに参加してから2か月ちょい
ミリタリーは少しお休み中になってるながせです。こんちはー

最近はアホカリの記事含め書きたい記事全く書けてないですね。
生存報告がてらつぶやこうかなと思います。

スマホからのアップになります。慣れません。画像貼ろうとしたらサイズオーバーではれないじゃないの。

ここ2か月米軍さんと飲む機会が多くてその写真貼ろうとしたんですが、残念。
以前に比べて英語話せない&聞き取れなくなってて(´・ω・`)ショボーンしてます。
勉強しなければ!

あと最近海兵にコテンパンに飲み潰されてトラウマになりました。
やつら一体どんな肝臓してるんだ~~


当ブログの人気記事トップ10を発表しちゃいます(誰得)


1、【レビュー】RS 56式自動歩槍
5,312
2、G&P XM177E2  レビューその1
4,302
3、スタームルガーMk1 “S.O.Gサイレンサー”
3,626
4、【今さら】24時間耐久サバゲー 2012 ゲームレポート
3,116
5、G&P XM177E2 レビューその2
1,765
6、XM177 クリーニングロッド装着例
1,347
7、56式自動歩槍
1,256
8、STABO ハーネス
1,253
9、黒染めジャングルファティーグとSOG
1,148
10、スタームルガーMk1 インナーバレルカット
996


沢山見てくださってありがとうございます。
56式、XM、スタームルガーで検索される方が多いみたいです。
個人的には24時間の記事がランクインしてて嬉しいです。


あと気になった検索ワードを。

「CIDG 装備」
今月で一番多かったです。当ブログには情報ほとんどないのですが…スミマセン

「ジャングル・ペネトレータ」
トレイルに落とす発信器ですね。コアなことを調べられてる方のようです。

「ジヤードリンクの蓋の錆 落ちないか?」
迷い羊が一匹まざってました(笑)
検索したら確かに自分の記事がでてきましたよ…ヤードのラックサックが…



年末までにはアホカリ含め何本か記事をあげたいと思います。
私生活がなかなか落ち着かないのでまだ先になると思いますが、たまには見てあげてください。  
Posted by ながせ(Kingbee) at 21:17Comments(1)つぶやき

2015年06月10日

【耐久王!】24時間耐久サバゲ―inBBジャングル 2015 ゲームレポート

ご無沙汰しております。

6月30日~31日 BBジャングルさんの24時間耐久サバイバルゲームに参加しました~(^-^)/




(BBジャングルさんHPより てか司会の方のポーズよw)

前回の参加が2012年6月だったので、実に3年ぶりの参加です。
待ち遠しすぎて、1カ月以上前から入念に準備をしておりました(笑)





準備その1
今回持ち込んだXM177E2、最後にグリスアップした記憶もいつだか覚えてなかったのでお掃除をしました。

パッキンは問答無用で交換。

ついでにへたったスプリング(マルイ純正)を90sのスプリングに変えたり、見た目より勝ちに行くことに重点を置きたかったのでサイレンサー買ったり

気が付いたらいろいろ買ってました。色々です。

キャリハンに乗ってる物体、なんだかわかりますか?

夜戦で使って下さいと、アノ方から頂くことができました。こんな貴重なものを私めに売ってくださるなんて!!!

もうこりゃ夜戦暴れまくるっきゃないでしょう。寝てる暇なんかねえ!







準備その2

やりすぎましたね。SOGでも結構行われていた工夫のひとつです。

新たに買ったファティーグ上下を黒スプレーで染めちゃいました。

実物をゲームとかで使いつぶしたくない主義の方が見たら発狂しそう。

ジャケットとか正直塗りたくり過ぎましたけど、洗濯したら半分くらい剥がれてちょうどいいくらいになりましたよ。

3年前黒染めファティーグを24時間にもってったのですが、全体が黒だと以外にも暗闇の中で輪郭が浮かびあがってしまいました。

これなら昼夜問わず迷彩効果を発揮してくれそうです。





(装備撮ってもらうの忘れてたんで後日撮影 さらにスプレーの色落ちてます)

マスクにドーラン塗ったんですがそれでもかなり目立つんですよねこの肌色が。

後日ゲームしてたときに顔面撃ち抜かれて、その相手に「ふざけた顔が草の間に覗いてたからキメてやったw」と言われハッとしました。

いくら身体隠してても顔面ばっかり撃たれまくったのってこのせいだったのか!!(今更)

関係あるかどうかわかりませんが、このきもいマスクのせいなのか

今回の24耐では最後の最後まで、たったの一度も写真を撮られることがありませんでした!!







準備その3

装備は関東来るのになるべく荷物減らさないとならなかったので極力軽装備にしました。

今回のためにSKSのチェストリグを購入。M16ショートマグはぎりぎり入りますが抜けなくなるのでテープとパラコードでマグプルを自作。

さらにそのマグプルのせいですっぽり入らずふたが閉まらなくなったためボタンかけるループをコードで延長しました。

画像には映ってないけど、PPKとサイレンサー、オーパーツですけどLED小型ライトも収納しました。

両方ともパラコード結んで首にかけ紛失防止。

ピストルを首にかけるのはSOGでも(ハイパワー等のピストルで)行われていた携行方法だそうな。

このライトが手元からすっと出して使ったらポイできるスタイル、本陣での休憩中とか片付けのときに本当に楽チンで重宝しましたよ。

ピストルベルトにはダンポにする空のキャンティーンカバーとデジカメ用のコンパスポーチのみ装着。

サスペンダーしなかったせいでゲーム中ベルトが腰回りでぐるぐる回転して使いづらかった(汗)






実は前日の金曜日、仕事の関係で山登りをしておりました。

いい眺めでしたねー。登山が趣味になりそう。そんな資金ないけどね。

登り下り12km、結構なペースで一気に上り下りしてふくらはぎパンパンになりました。

下山して明日から始まる地獄の24時間を想像し一気に不安に。

明日イケんのかこれ…







重たい荷物と乳酸の溜まった脚引きずりながら北九州空港に到着。

チェックイン後、荷物預けのためにX線にキャリーバック通した時、

事前に「あ、こん中おもちゃの銃入ってますんでー」と伝えてはいたのですが

イザ通して見ると画面にまっ二つになったXMが映し出されて係員さん仰天、、、

「あー、私どもではチェックできませんので検察官の方呼びますので少々お待ち下さいー。」


ん、、、、検察官!??



奥から検察官の方が出てきました。後ろでグランドスタッフのお姉さんたちザワついてるし。

ものものしい雰囲気の中点検をしてもらい、無事チェックは終わりました。

飛行機でゲームに参加しようとするとこんなところでも苦労があるんだなあ…と思いつつスタッフさんにキャリーバックを預ける俺。

うわースタッフのねーちゃん手震えてるよ。引かれてるー。顔も頑張って笑顔作ってるけど明らか引きつってるー。

いろいろ迷惑かけてんなーと申し訳なさを感じつつ重量計にキャリバ載せると

「あー、すみません重量4kgオーバーなので…手数料2500円になります…」



なんですと!!!



結局行きも帰りも荷物の重量オーバーは変わらず、合計5000円もお布施を。

事前のチェックが甘かったですな。





23時ごろ羽田に到着、渋谷で地下鉄に乗り換え。

遊びたくなるところですが荷物あるし時間も無いし何もできません。

そのまま姉のアパートに直行し一泊しました。






翌日群馬から来なすったKさんたちに幕張で拾ってもらい現地に着きました。

今回はKさん、Sさん、KPさん、Dくんと私の5人での参加です。

最初は人数が集まらなかったそうなのですが、自分が遠方九州から来るからとなって

そのために集まって下さったそうです。なんてありがたきお言葉!






3年前と比べてセーフティエリアが進化してます。

他のフィールドって森になかにあっても人工物が多くブッシュが少なくてモノ足りなかったりするのですが

自然の雑木林をそのまま使ってるこのフィールドは個人的にかなりツボなんですよね。






弾速チェックを済ませるKPさん







と思ったら同チームのSさんを襲ってました(笑)

すんげえ悪い顔してるゾ!

相変わらず笑いの神様が憑いてるKPさん、今回もゆるぎない安定感で数々の爆笑を提供して下さいました。






地元のゲームで何回か会ったことがあったDくん。24耐が今回が初めてです。

趣味はサバゲ―と野球だとか。

てか…まだ若いのに装備が玄人じみてるのはなんなの…?






「俺が教えたんだよー」とKさん。

なるほど、そういうことでしたか。

KさんはDくんをゆうしゅうなげーまーにするため絶賛教育中なのだそうです。おそろしや~

数年後には「ハンドガンで5人喰ってきました~」とかケロッとした顔で言っちゃう大人顔負けのエースになってそうです。

将来が楽しみです(震え声)







開会式です。ゲーム開始直後はワンマガジン戦のため大半の方が装備を外してます。







まずは全体で集合写真。

全体的に他の参加者の方々を見渡して思ったのですが、今回は特にクロウトの方が多かった!


各地方の定例会などに行くとそのフィールドのヌシみたいな方々っていますよね。

ゲームの運営や笑いの中心にいて、かつゲームめっちゃ経験してるからうま~い方々。

落ち着いた雰囲気を出し、装備とか洗練されてて見た感じ雰囲気違うから、一目見たら

「むむっ!あのひとたち強そうだな!」って戦わずして伝わってきますよね。

今回はぱっと見、全体の8割の方々がクロウトさんの雰囲気をムンムンと放ってました!!こええ~!





(今年もありました。24耐の恒例行事、ケンカまつりw)

それもそのはず、今回の24時間耐久サバゲ―は題して「耐久王」

BBジャングルさんの10周年記念ということで特別ルールが加わりより過激なゲームになってました。

24耐自体普通のゲームじゃないのにどこまでムチャする気ですか(白眼)

大きく変わったルールは以下のとおり

捕虜:今まで→捕まえたら単独で連行、時間制限なし
    今回 →1人での搬送は禁止、6人がかりで担架を本陣から5分以内に持ってきて運搬

食事:今まで→自由に持ち込み可
    今回 →完全配給制(水分以外)

ハッスルタイム:本陣近くまで戦線を押された際、前線で復活できるハッスルタイムが発動。
          5分間最後の旗を守り切れば高得点獲得。


他にも色々変わりましたが主要なのはこの3つでしょうか。

特に食糧の配給に関しては運営に問い合わせが殺到したそうです。

こんなゲームに進んで参加してくるような方ですから、みんな普通のゲームに飽きちゃったサバゲジャンキーだったのでしょう。

実際、戦ってみたら手慣れの方ばかりで手ごわかった…(汗)







自分たち5人は黄色チームでの参加になりました。

ゲーム開始直前、休憩中のSさんとKさん。

「いやー今回は開始に間に合ったね(笑)」とKさん。

そういえば前回は弾速チェックしてるときには既にゲームが始まってましたね(笑)

あまりリキまないのがうちらの空気なのもので、開始の時もスタートダッシュしていく方々の最後尾をテケテケと歩いてついていきました。









スタート直後の1300から夕食が支給され始めた1700までの4時間ほどの時は、戦線はこの範囲を行ったり来たりしていました。

最初2時間で黄色(左)がじわじわ押していった感じですかね。

この時間は確か1900くらいまでワンマガジン戦でした。








Hフラッグ付近、小屋の左にあるドラム缶で撮影された地球外生命体…じゃなくてKPさん。

少し顔を出すとすぐ弾が飛んできてドラム缶をバシバシ叩きます。

ふたりで「ひ~!こりゃ顔だしたら死にますな!」なんて会話しながらモゾモゾしてました。







「ドラララララララ」

しかしそんな状況でも敵の弾をヒョイヒョイ避けて、ひとりまたひとりと敵を葬ってゆくKPさん。

このひと最前線で仁王立ちしながらトコトコ歩いててもなぜか撃たれないスタンドの持ち主だったりします(震え声)



人間じゃねえ!(顔面的にも)




この写真とる少し前、隠れようとして草むらにダイブしたらそこにタコつぼみたいな穴があって

「ほおぉ~~!?」と叫びながら穴に転げ落ちていきました(笑)

周りにいた味方の爆笑を身体張って誘う(しかもノン意識で)天才的な笑いのセンスまでお持ちのようです。

なんか上島隆平みたい(褒めてます)



この時、KさんSさんは小屋の脇、Hフラッグの近くを匍匐で攻めていました。

先行したSさんは目線の関係でフラッグに気付かずそのまま前に進んでいったそうな…

その後ろで匍匐してたKさん、気付いたら自分のすぐ横にフラッグあったらしく

「あ、フラッグあんじゃん(笑)よっと!」といつの間にかフラッグを取っておられました。







ちなみにKPさんが使ってるマスクがこれ。


…うん、マジ怖ぇ!!(笑)



塗装と、あけられた穴に裏側から接着したナゾの基盤のせいで完全にモンスターの形相と化してます。

こんなのが片手でXM177乱射しながらこちらに向かってきたらそらもう恐怖以外何物でもないっすわ!w






Hフラッグを通り過ぎるまでじりじりと匍匐していたSさん、ズボンがえらいことになりました。

ところでSさんはここ1年間現用陸自装備に覚醒したそうで、自衛隊装備の話を色々してくださりました。

気が付いたら自衛隊談義に華が咲きお互いマシンガントークに!

いやー、濃いい話ができましたね~。






若きホープ、D君もいいかんじに汚れてきてますな~!







「次は6を取ったらいいんだろ~?どれどれ」

地図で現在地と目標を確認する一行







進んだ先で敵に遭遇しました。

自分の姿をうまく隠して撃ちこんでくる上手な敵さんがおり、こちらの進撃が止まります。







Kさんがハンドシグナルを送ってくれました

(ながせ~、1時に敵1、牽制するから、匍匐で回り込んで、殺って?)

このあと、お導きのおかげで前方の敵を頂けました。




それにしても自分、別に訓練した訳でもないのですが匍匐のスピードと持続力が明らかに上がってるし、

速いだけでなくて音をたてずに匍匐出来るようになりました。

どうやらここ1~2年で、仕事のおかげで体幹が相当鍛えられたみたいです。

腹筋バンザイ!ビバ腕立て!








1700を過ぎたころから食糧の配給が始まりました。

1800頃に死んで帰って来たときに袋を受領。

そんとき最初取ろうとした袋にカップ焼きそばが透けて見えて思わず「ラッキー!焼そばだああ!」と言ってしまい

運営さん「見ちゃだめですよー(笑)」

あーくそー!言わなきゃよかった!その袋は諦めて別の袋をチョイス。

しかしここが運命の分かれ道になろうとは…






でやがった!!(笑)

茶色の悪魔!!!しかも三食かい!!(滝汗)

そう…今までの耐久では(よせばいいのに)自主的にレーションを持参してチームのみんなで食べてきましたが

そのたびに「うえ…気持ち悪!」とか「頭いてー!」などと、体力回復するどころか冗談抜きで戦力ダウンしてきたのです・・。







Kさん「おれシックスナイン選んだ~(笑) ってあ~~おれのも3食レーションじゃん(笑)」

Kさんもアタリ引きましたね。よからぬ事考えた人にはちゃんとアタリがくるんだね。出来過ぎてる・・・








そんな大人たちを横目にメンバーの中で唯一純粋?なD君の中身はと言うと

なにいイィ!!?


大量のチップスター!!!








さらにカップラーメンまで!!

って少し味のチョイスが斜め上ですけど

ちな、Sさんの中身には塩バターラーメンが入ってました。

運営さんのゲスさ遊び心が配給ににじみ出てますな~





よっしゃー、みんなMREたべるかー

おっ、クッキーじゃん!

これ食ってみなよ、これなら割といけるよ?



・・・と、5人でシェアしながら苦行ディナーを楽しんでいたその時



ゆらゆら・・・・


ん?劇物の摂りすぎで平衡感覚もってかれたかな?


ゆらゆらゆら・・・・



これ地震だ!




「あ!揺れてる!」

「地震だ~」

「こんな演出まであんのかよ!!10周年すっげえー!w」


他の方々も大はしゃぎでしたw




結構揺れましたね~

小笠原の超ーーー深いとこで起きたM8級の地震でした。千葉は4強くらいだったかな?

自分たちはセーフティで遭いましたけど前線で戦ってた人たちの間ではどんな騒ぎになってただろうと思うとニヤけますw








さて、夜間は後頭部か首元に小型のサイリウムの装着義務があり、各自1800頃から順次付け始めます。

後ろからだけでなくヨコからもサイリウムは結構遠くまで見えるので、身体の態勢や向きが重要になってきます。

上手く敵の前線の後ろに回り込むことができれば、暗闇に大量の敵のサイリウムが浮かび上がる絶景を臨むことも可能です(笑)







1830頃だったかな?サイリウムをつけるのと生き返りのために撤退しているとき、Fフラッグの近くに赤いサイリウムを見ました。

そのすぐ後で、その近くに何かを眺めているKさんを見つけました。

たったままの姿勢で、しかし気配を殺してタイミングをうかがっているKさんの様子を見て

「あー、これKさん狙ってるなー…」と感じつつも、自分は死んでるのでそのまま本陣へ。



その少し後、本陣で弾を補充していると









「誰かが捕虜を捕まえたぞー!担架ー!」








゜ ゜( -  )ポーン



なにいいいいい!!!w



え、Kさん今回は捕虜捕る気ないって言ってたでしょう!w

「いやーたまたま味方が近くにいる時に捕まえられたからねー」


いやいや、どんだけ要領いいんですかー!


前回も同時に捕虜を3人捕獲して度肝を抜かされましたが

難易度マックスと思われた捕虜獲得を早々と…




人間じゃねえ!!!w(本日二度目)




掴まった捕虜の方は低周波医療器具でビリビリ痺れながらゲキマズジュースを飲み干すというバツゲームを食らってたみたいです(見てない)

なんかもう軽いSMショーか何かみたいw




20時過ぎには黄色チームが余裕ぶっこいてサボってる夕食や休憩で手薄になってる間に、敵の赤チームが本陣近くまで戦線を押してきました!

「敵がきてまーす!守ってくださーい!戦線を押し戻しましょうー!」

聖者のような方が危険喚起してくれたおかげで、少しずつですが黄色が押し返していきます。




・・・とここで、あーーっと!!Sさんダウン!!

完全に深い眠りに堕ちていらっしゃいます。あらら・・・

そうやら、夜勤明けからの24耐参加だったのだそうです。

無茶しやがってぇッ・・!

そのうち育ちざかりのDくんが堕ち、Kさんがまた堕ち、、陣地交代・1時間休憩の0時を前に、皆さん休憩モードに入りました。












魔人KPさんを除いて・・・



どうやら陣地入れ替えまでも、その後もずーーーーっと戦ってたみたいです。

ぜったい人間じゃないって








9時過ぎ、魔人さんの力をかりて、万里の長城まで攻め込んだ時のことでした。

KPさんがライトで索敵してる間、自分は匍匐で黄色の丸のところまで進んで行きました。敵陣地のすぐ前です。

フィールドの角になって死角が出来ていたのでそこに潜んでみました。

このときのルールは30分生き残り戦だったので倒した敵が戻って自分を殺しにくる可能性がグンと下がります。

目の前や横には無数の赤いサイリウムが…

このあと、ゲートクローズ後に、一人ずつ後ろから食べて行きました。

少しおいしい体験させて頂きました。後ろから撃っちゃった方ごめんなさいね。

シングルポイント・ナイトサイトのおかげで暗闇のなかでも正確な射撃ができました。

ここで活躍させてあげれてよかったです。






さて、0時に黄色チームと赤チームが陣地を入れ替えました。

この時ばかりはすれ違う敵さんも同じ苦行を耐える仲間になり、

「お疲れ様ですー!」なんてお互い励ましの言葉を掛け合ってました。








陣地交代後の1時、メンバーは仮眠に入りました。

覚醒してフィールドに消えていったKPさんを除いて…

辺りが明るくなった4時頃目覚めたらKPさんまだ戦ってるし、スコア見たら旗2個持ち帰ってる…

えーと、ほんとに人間なんですかね?(汗)

でも流石に疲れたらしく、KPさんも仮眠に入りました。







4時ごろ、受付時に各員に支給されていた災害用カレーパックを作っときました。

んで7時に目が覚めた時、朝食にカレーを頂きました。











うますぎる!!!!!

MREの後に食べた国産レトルトは最高に美味でした♡








7時くらいになってKさんKPさんが起きてきました。

「Kさんーほら早くー」

KPさん3時間しか寝てないのに、どんな体力してるんですかー!

てかまだ狩り足りてないんですかっっ








前線に出ていくついでにKPさんの朝食を探してあげる優しさあふれるKさん









K「お、ねーねー見てタケノコ見つけたよ?」

KP「それどー見たって育ちすぎじゃないですかぁ!エグみ出てますって!







K「じゃ野に返そっかー。こーしたら竹から竹が生えるよー」

ナゾの植物を作ろうとするKさん







8時ごろ、ここで黄色が敵陣地深くまで攻め込んだせいか、敵側がハッスルタイムを発動させました!

ヤバい!!

おおざっぱに言いますと敵が無限に湧いてくる状況が5分続くんです(滝汗)

ものすごい勢いで赤チームが戦線を押し上げてきました。

我々黄色チームは防衛線を張って迎撃します。





このときKさんが持ってるM14を借りました。

フロントをサイトごとぶった切って大口径サイレンサーを付けた鬼畜カスタム、、、サイトないのにバクバク食えるんですこれ!

KさんはH小屋付近のブッシュで、自分は万里の長城のちょい後ろあたりで出てくる敵をバリバリ撃って迎え撃ってました。



と、ここで







「味方が捕虜を捕ったぞー!!」




なんですとー!!





本陣も近いし今なら強力できると思い、マッハで本陣へ担架を取りに行きつつ人をかき集めました。

捕虜の近くまで担架を運搬。そのうち援護射撃が必要になって、担架離して他の方に自分のポジション譲り

「おれ敵おさえてるんで先行ってポイント取ってきてくだされー!」

と、そのまま先ほどの場所で敵の迎撃に戻りました。

しばらくしてハッスルタイムも終わり、自分も死んで本陣に帰ると

捕虜の近くにKさんが・・・


まさか・・・




運営さん「捕虜捕ったのどなたですかー?」

K「はーい」









ま じ っ す か!!!








K「小屋に敵の尻が見えて、こっそり近づいていったんよ。そしたら枝踏んでピシっ!て音立てちゃってさw
  バレたと思ってそのままえ~いってタッチしてのっかっちゃった(笑)」



いやいややばいっしょー!なんでそんな簡単に肉薄できるんですかー!



K「てかながせなにしてんの?wせっかく担架持ってきたのにどっか行っちゃうんだもん、もったいないw」


ヒ―!それ言わないでぇ~!








俺ポイントとれたやん!!もったいねー!

景品があ~~!(笑)









10時ごろ、Sさんが起きてきました。

すでに前線に出た3人を追って、自分とふたりで丘の上に向かいます。

この超短いAKSいいですよね~めっちゃ使いやすそう







と、ここで先に入ってた3人がやられて出てきました。








S「くぅ~ん(ひ~んごめぇ~ん、、も少し早く起きてたら助けられたのに~)」

旗にしがみつくSさん(笑)お疲れでしたし、仕方ないっすよ!


このあと丘に登って何度か戦いましたが、敵の方々が全員くろうとさんでした、、、

何度追い返されたかわからなかった…

てか草むらに隠れて戦ってたとき、正面から敵と対峙した時必ずと言っていいほど位置ばれた

その大半が顔面撃たれて死にました(泣)マスクが目立ってた以外考えられませんな。

敵さんも草の間にこのふざけた顔が見えた時は殺意が湧いたに違いないでしょうな(震え声)






(BBジャングルさんHPより)

そんなこんなで14時に無事ゲーム終了!

楽しい24時間でした。

運営の方々、敵味方の方々、そして自分のために集まってくださった皆さん!

ありがとうございました。また遊びましょう!






余談ですが、今回ウワサに聞いていた赤外線暗視スコープ(サーモグラフィー)を貸して頂く機会がありました。

暗闇でも敵の姿が赤くハッキリと見えるので、敵からは全く見えない状態で一方的に攻撃することができます。

それどころかバリケードの向こうの敵の熱源まで拾います。正直これさえあれば、一方的に相手をなぶり殺しにできます。

ですが、単眼スコープに映った赤い像目がけて片手でフルオートを流し込んでいると

「これでいいのか?」と疑問の念が湧いてくるのが正直なところです。

これがあるないで野戦では雲泥の差のハンデが生まれるのは確かです。

一方的な勝ちを味わえて、優越感に浸れるでしょう。



でもその裏で、訳も分からずやられてフラストレーションのたまってしまう、撃たれる側を作ってしまっているのは確かです。




中には、200万する実物NVGを披露できる絶好の機会だとこの日を待ちわびた人も中にはいるのかもしれません。

ルール上での規制が無い以上、使うか使わないかは個人の自由

楽しみ方は人それぞれです。

規制して!とか言いたいわけではないですが、

でも自分としてはあまり乱用はしないで欲しいくないし、

使うのならばやられていく相手がいることを忘れないで欲しいなと思います。



月の僅かな明かりと音だけを頼りに音も無く忍び寄り、自分をキルした強いゲーマーさんが何人もいました。

敵ながらあっぱれでした。そういう戦いがしたいものです。









余談

24耐のあと、人間らしいものが食べたくて渋谷に寄りました







ウーピー・ゴールドバーガーというお店がお気に入りで、今日も寄ってしまいました。

値は張るけどとんでもなくウマいんです、ここ!

にしても日曜の夕方は街中も店の中もカポーだらけだなー

「前々からここに連れて来たかったんだー♡」とか言ってたイケメンのにーちゃん、このあとあのきれいな女のひともたべたのかな(オイ








翌日、ながせは福岡県へと帰っていきましたとさ。

多分おれ今回の一番遠方からの参加だったんじゃないのかな!
  

Posted by ながせ(Kingbee) at 19:37Comments(1)サバイバルゲーム

2015年04月22日

ハンソンリグ

【ハンソン・リグ】



マクガイアリグ、STABOハーネスと並び、ベトナム戦争中に使用された抽出具の一種です。
この抽出システムは長い1本のA7Aストラップとカラビナを用いた抽出具で、SOGの隊員であり当時リーコンチームのリーダーだった
ビル・ハンソンによって、1968年の10月に開発されました。
A7Aストラップはもともと航空貨物の捕縛等に用いられる汎用ストラップの総称で、マクガイアリグ等にも使われています。

使用しない場合は画像のように束ねて装備にカラビナでひっかけて運搬し、いざ使う場合にはストラップを身体に巻きつけてカラビナで結合し、
ハーネスを形成して身体を固定、ヘリのウィンチに取り付け抽出する、といった運用がなされます。



【使用方法】



D.ハンソンリグ(注意:ハンソンリグはDリングとスナップリンクを含むA-7Aストラップから構成される)
 1.Dリングを通しストラップを縫い付ける。
 2.Dリングを保持しフリクションアダプターの厚肉フローティングバーを反対側へと向ける
 3.ストラップのよれを完全に排除しフリクションアダプターに通してストラップを縫い付ける。
 4.ストラップの端が負傷者の前方にくるように、負傷者の左肩にDリングとフリクションアダプターを当てる。
 5.ストラップを左足で押さえ、ストラップの端をきつく引っ張る。
 6.左手で負傷者の左肩にあるリングとアダプターををホールドする。負傷者の背中にストラップを入れて前方へと引っ張る。
 7.左手で右左の両ストラップをしっかりと保持する。
 8.負傷者の脚の間を通し第三の方向へ引っ張り上げ、菱形をつくる。
 9.すべての3つの部分をスナップリンクで一つにまとめ、再度ストラップを締め直す。
 10.抽出ロープのエンドを連結しているスナップリンクを用いてA-7AストラップのDリングへと引っかける。
   (抽出ロープはSTABOサスペンションロープとする)
 11.航空機に準備よしの信号を送る。
   注意:もし可能であれば、サスペンションロープのフックはDリングを通してA-7Aストラップを束ねているスナップリンクに繋いでもよい。


上記の特殊部隊医療ハンドブック第2版 (2008年9月制定)は現在使われてるものらしく、USSOCOMが発刊した2001年の第一版を改訂したもの。
そのルーツは1969年にJFKセンターがSF向けに編集したハンドブックである。とか、まえがきに書いてありました。




(イマドキなPJの画像で固めてみました)

ハンドブックではハンソンリグの取扱要領に先立って、救出の際に使用する方法の優先順位が示されており

a) ジャングルペネトレータ
b) 担架
c)「馬の首輪」
d) ハンソンリグ

という順番になっていました。
優先度は低いにしても、非常の場合には現代でも使われる可能性があるようです。




ハンソンリグの作り方を解説した動画なんてのもありました。



「こちらがいわゆるハンソン・ハヘイスティ・ハーネスになります。
 墜落したパイロットを水面からヘリで吊り上げ救出するために、ベトナム戦争で広く使用されました。
 クイック、簡単、かつシンプルにハーネスを取り付けられる方法であり、チェストハーネスやシートハーネスの様な形状に出来るので、
 たとえ被吊り上げ者がけが人や、意識不明の状態であっても滑り落ちることなく使用できます。
 さて…ここに24フィート(約8m)のウェビングがありますが、固め止め結び(Double overhand knot)で結びます。
 ふじ結び(water knot)にはこの用途だと緩むのでしません。なのでこの用途にはとても強く結べる固め止め結びを使います。
 ウェビングの端を結ぶとこのような大きな輪ができるでしょう。
 輪っかを片方の肩にかけたら、後ろから肩にかけた側と反対の脇腹後ろを通るようにしてウェビングを引っ張ります。
 さらに股の間からも同じように引っ張り上げれば、3つのループが身体の中心に来ます。
 脇から通してきた1本を他の2つのループの間を身体の前でくぐらせて引っ張ると、身体を締めて拘束することができます。
 身体はウェビングで拘束されるので、けが人や意識不明の人であってもウェビングから落下しなくなります。
 決して快適性があるとは言い難いうえ、吊られることでウェビングが勝手に締まってしまうものの、
 人を抽出する場合にすばやくハーネスを作ることができます。
 もし締められるのが嫌なら真ん中でウェビングを結べば大丈夫です。
 またこうすれば両手がフリーになるので吊り上げ時の回転を防ぐために片手を使えるようになります。」
 

このムチムチしたオッチャンはアメリカの消防かレスキューの方のようです。
ハンソン氏も自分の考案したアイディアが軍事以外の部門にまで浸透するとまでは思わなかったでしょう。
動画ではストラップの端を縛ってますがSOGリーコンではA7Aストラップを使いますので
ループの金具に通すことで輪っかが作れますから 縛る必要はありません。
もしかしたら初期ロットのSTABOのようにウェビングは輪っか状に縫いつけられていた可能性もあるかもしれません。



【SOGにおけるハンソン・リグ】


(RTハワイで、チームメイトに訓練しているプラスター氏)

話をSOGで使用されたハンソンリグに戻します。

プラ氏の著書の中では意識不明の隊員を抽出する方法としてハンソンリグが取り扱われていました。
SOGリーコンでは負傷者に対する止血、モルヒネ、竹の応急担架、圧迫止血の手順などと合わせて、
ヤードや南ベトナム人を含む隊員全員ができるよう徹底させておいたそうです。

マクガイアリグ、STABOハーネスと並んで、このシステムもヘリに吊りあげられるという点は同じですが
このシステムは使用しない場合は束ねた状態で携行され、いざ使用するときに身体にウェビングを巻きつけ
ハーネスを形成、ヘリのホイストロープに引っかける
…という使い方をしますので
ヘリからシステム一色が投下されるマクガイアリグ、隊員各自があらかじめ装備しておくSTABOとはまた性質が異なります。

このシステムはSTABOのような装備を身につけていない被救出者であっても、ストラップさえあれば誰にでもその場ですばやく抽出具を身につけさせることができます。
さらにマクガイアリグの場合、被抽出者はヘリにつられている間ずっと自分の姿勢を維持できるだけの体力があることが大前提になります(実際落っこちた例があるそうです)が、
ハンソンリグなら身体を確実に拘束した状態で吊り上げられるので、憔悴したパイロット、負傷した味方、さらには捕えた捕虜であっても確実に抽出することが可能です。

書籍などで言及はありませんが、以上のことからハンソンリグは次のような任務で使用されたのではないかと推測できます。

1.CSAR :Combat Search and Rescue   (SOGでは墜落したパイロット等の救出任務のことをBlight Light Rescueと呼びました)
2.緊急事態を宣言したチームの救出作戦      (こちらはPrairie-Fire Emergencyという暗号が使われました)
3.捕虜捕獲作戦


もちろんヘリが着陸出来る場所があればハンソンリグは使われなかったでしょう。
しかしSOGの隊員たちにさらなる生存の可能性をもたらしたことは間違いありません。






【ハンソン氏について】





ビル・ハンソン氏は1963年から東南アジアで活動してきたベテランで、SOG勤務の前にはプロジェクトデルタやその他様々な任務に従事しました。




彼は1968年8月にそれまでいたRTフロリダからRTハワイへと配置され、RTハワイの1-0、チームリーダーとして同年12月まで在籍していました。





1968年1月に開かれた表彰式の様子。右のブロンズスターを授与されているのがハンソン氏です。
RTハワイに来たのは8月ですから、RTハワイに配属される前からCCCにはいたということになります。
ん…たしかRTフロリダって70年にはCCNにいたと思ったのですが(HALOミッションを実施している)
この頃はRTアリゾナはCCCに所属していたというのでしょうか。
それとも別の仕事をしていたとか。

ちなみに左のシルバースターを授与されている人物は同期間にCCCに在籍していたボブ・ハワード氏です。
プラスター氏の体験談、三島軍曹の著書などなどなにかと話題にあがることの多い方です。
SOGの中でも特に秀でた存在だったのでしょうね。








最後に、抜かりないEA社がハンソンリグ用のA7Aストラップを既に出してたりします。
絶妙なセンスでSOGリーコン装備リエナクターのかゆい所に手が届く商品を次々ラインナップしてくるEA…素晴らしい!
ハンソンリグはカラビナも含めたシステムなのでこれ買った時は自前のカラビナで装備につけたって下さい。
分かる人にしかわからないワンポイントおしゃれ、素敵ですね(マジでだれも気付いてくれなさそうですが)  

Posted by ながせ(Kingbee) at 15:38Comments(2)Gear

2015年02月28日

東アジアが、アツい!!



今回はV40ミニグレネードの記事などでいままで軽く触れていたEA(East Asia supply co.) という香港の会社についての記事になります。







写真のような超リアルなSTABOハーネスやタイガーストライプ、他にもワンゼロジャケットやSOGナイフ、CISO製サバイバルキットのポーチなど、
SOGをピンポイントに狙い澄ましたゲキアツなアイテムを多数生産・販売している変態素晴らしい会社です。
既にお世話になっていたりご存知であったりする方も多いと思います。

最近私が気になったアイテムをいくつか紹介したいと思います。





こちらのCISOインディジナスユニフォームはSOGで活動したヤード達が着ていた服で、CISOが供給していたと言われています。
こちらはODで前面に2ポケット+肩のシガーポケットが付いたタイプの再現となっています。

この服の何が凄いって、これさえあれば超リアルなSOGリーコンのヤード達の装備を再現できてしまう訳ですよ!!

この服は同じCISOが多数生産したうんこCISOラックサックと違いほとんど実物が出回っていません。
現存数が少ないめっっったにお目にかかれない激レアアイテムなのです。
貰ったモノをずっと大切にするヤード達によって普段着として着潰されるまで使われたのか、それとも処分されたのか・・・
いずれにせよ、今回EAがこのリプロダクションを製作してくれたことでよりリアルなヤード装備ができるようになりそうです。







こちらはカーキ色のCISOインディジナスユニフォームです。
先ほどのOD色のジャケットは2ポケットでしたがこちらは4ポケットのタイプを再現しています。
当時の写真を見ているとこのジャケットにOD色のトラウザーズをセットにして着ている例が多数見られます。
個人的にはこちらのカーキ服のほうがヤードっぽくて好きです。
推測ですが、カーキ色にすることでNVAのユニフォームに似せようとしたのかもしれません。






それとこちら。うんこCISOインディジナスラックサックです。
EAさんのHPを見ると「Coming soon」となっています。
今のところCISOラックサックはキングアームズさんのレプリカがあるのですが、金具が再現出来ていなかったり、
ラックサック本体の素材がコットンだったりストラップがぶ厚かったりと色々納得できない点が多く、
もったいないですがリアルを求めて実物を酷使してゲームに臨んでいるのが現状です。
ですが実物は個体により特にストラップ等の部分のダメージが酷く、いつまでもこのまま使っているのはとても不安です。

ところがこちらのりプロは画像で見た感じ素材に実物と似た厚手のキャンバス生地を使用しており、ストラップもリアルな薄めのコットン、
金具まで実物ソックリのものを製作して使っているようです。
ディティールも実物ソックリ。これはすごいです。
もしリリースされたなら間違いなくこれまでで一番リアルなりプロダクションとして君臨するでしょう。
リリースが待ち遠しいです。




恐ろしい再現度でSOGのアイテムをピンポイントにリリースしてくるEA社
日本だけでなく世界中のSOGリエナクターがEA社のリプロを手にして唸っているのでしょうね。

EA、、、この会社並大抵ではないですね!もはや現代のCISOと呼べるのではなかろうかッッッ!!!














【インディジナス・ラックサック 特殊部隊における使用例】
【インディジナス・ラックサック 内容物 その1】
【レビュー インディジナス・ラックサック】
  

Posted by ながせ(Kingbee) at 13:29Comments(3)RucksackつぶやきUniformsCISOCISO Uniform

2015年01月14日

mcguire rig source document

マクガイアリグに関する英文と日本語訳のメモが埋もれていました。
読みにくいですがもったいないので整理せずそのまま投稿してしまいます。





They were flown out of the danger area and then set down in a clearing in order to board the helicopter.
隊員はMcGuire Rigに吊されたま旦危険地帯を抜け、安全な地帯に達すると一旦隊員を降ろしヘリに乗り込ませる。
On a long flight the harness proved to be extremely uncomfortable.
Rigにつられた状態での長時間の飛行は、隊員に極度の疲労を与えてしまう。
From the pilot's standpoint, performing an extraction using a McGuire Rig required intense concentration.
Once the soldiers were in the rig, the pilot would attempt to hover straight up.


パイロット側の観点から見ると、McGuireRigを用いた抽出は非常に集中力を要求される作業である。
CPT John W. "Jack" Green, III, flying a UH-1B for the 145th Airlift Platoon in support of Project Delta was the first pilot to utilize the McGuire Rig in an emergency extraction.
プロジェクト・デルタを支援する第145エアリフト中隊でUH-1Bを操る John W. "Jack" Green3世大尉は、McGuireRigによる非常脱出を初めて実施したパイロットである。
In mid-1966, 145th was blended into the 281st AHC which then assumed the mission of supporting Project Delta. Due to intense training with the MACV Recondo School and on the job training with Project Delta, the 281st AHC became highly proficient in usage of the McGuire Rig.
1966年中頃、第145中隊はプロジェクト・デルタを支援する任務を担う第281アサルトヘリ中隊へと組み込まれた、編入された。


(調べた結果ニャチャンに展開していた145th Aviation Platoon in 145th Aviation Battalionという部隊があった。
全体的にはよくわからないものの、ヘリ部門があって、1966年よりニャチャンにおいて5th SFGの支援を行う任務に就いていたようである。Project Deltaの支援任務と解釈していいのだろうか。この145th小隊は1966年に281th Assalt Hericopter Companyへと編入された。)

ーここまで緑のサイトー



McGuire Rigは以下の場合に使用される。


・抽出用ヘリが着陸できない地点で抽出する場合
・低空でホバリングできない場合
・Extraction Rudder、抽出ハシゴの長さ=35Feets (10.668m)
 この長さが地上まで足りない場合

プロジェクト・デルタがベトナム戦争中実施したLRRPなどの任務において偵察チームの浸透・撤収に使用されたヘリコプターは、主にアメリカ陸軍第281強襲ヘリ中隊のUH-1D/H であった。偵察チームが危険にさらされた場合や敵の追撃を振り切れなくなった場合などには、チームは緊急脱出を要請した。この緊急脱出はしばしばマクガイア・リグと呼ばれる装置によって完遂された。
 マクガイア・リグは、抽出用ヘリが着陸できない地点から抽出を行う場合、低空でホバリングできない場合、脱出用ハシゴの長さが地上まで足りないなどの場合(約10m)に使用される手段である。ヘリがチームから最低でも30m以下の高度に降下できたならば、マクガイア・リグがチームに向けて投下されチームはロープで抽出される。
 全長15in (4.572m) 幅3in (76.2mm) ナイロン製のシンプルなストラップが男性が座るのに十分な直径の輪を作っており、このアッセンブリはA7Aと呼ばれる。(A7Aストラップはファティーグのベルトとしても使用された。SF隊員やヤードが着用する画像がたまにある)
これには小さな手綱になるストラップが付属しており、隊員はこれに掴まってケガや落下を防止する。
A7Aストラップの先端には長さ120Feet(36.589m) 直径1/2in (12.7mm)のナイロン製ロープが繋がる。
これらはヘリ左舷に搭載されたグリスウォルド・コンテナ(厚いキャンバス製の武器格納容器)に収納される。
ナイロン製ロープはS字に折りたたまれゴムバンドによってキャンバス生地に結束され、グリスウォルド・コンテナの内側に縫いつけられる。
このコンテナには3つの役割があった。ロープを汚れから守り、ロープを踏みつけたときの保護、また床の鋭い角からの保護にもなった。




( 三角型にUH-1右舷床面に固定されたロープはくびきを介して下方へ垂れ下がる)

 機内側のロープ端は機体床面中央部にある6in×6in×5feet(15cm×15cm×1.5m)の木材を貫通して、床面に少なくとも3つのアンカーリングで固定されていた。
木材は3つの大きなリングがボルト留めされ、このリングはスナップリングで床面のアンカーリングに固定された。
20~30lbの重さがある砂袋がA7Aストラップの輪っかに結びつけられていて、ストラップはグリスウォルド・コンテナの外側にまくり上げられていた。
それぞれのヘリには通常3つのマクガイア・リグが搭載されていた。


 マクガイア・リグ システムはロープが肝心であった。適切なロープのメンテナンスがマクガイア・リグの信頼性を大きく左右した。1/2in径のナイロン製ロープの耐荷重は3600lbであった。数回の使用の後にロープは注意深く点検される。もし1組でもより線の損傷があれば、そのロープは破棄される。もし1組でもより線の損傷があれば、ロープ全体が弱体化してしまうのである。


 マクガイア・リグがヘリの床面に装着された後には、全長80Feet(約24m)のアルミ柱及び鋼製ワイヤーで出来たハシゴがマクガイア・リグの頭上に取り付けられた。
また35Feet長のハシゴも巻き上げられた状態でヘリの両サイドの、スキッドと床の間のスペースに据え付けられた。ハシゴの中央はヘリ床面のアンカーとスナップリンクによって固定された。
巻き上げられたハシゴ自体は床のアンカーリングに、ヒューイに元から装備されている普通のシートベルトによって保持された。ハシゴを投下するにはシートベルトを足で蹴っ飛ばしてオープンする。そのためハシゴを降ろす号令は“Kick the Ladders.”“ハシゴを蹴れ!”であった。
ハシゴが展開されチームがハシゴに掴まると、ヘリは上昇し彼らをジャングルから引き上げた。


 ハシゴによる抽出が出来ずマクガイア・リグを使用する決断が下された場合には、左舷の縄ハシゴは機内に引っ張り上げられると反対側に収容された。
ヘリクルーは床面の鋭い外側の縁からロープを保護するためにグリスウォルド・コンテナを展開する。キャンバス生地の布をヘリの外へと垂らして、床の鋭角とロープとの間がキャンバスにより保護されることを確かめる。


 ヘリが偵察チーム頭上の100Feet以下に降下するとすぐ、回収ヘリクルーは各砂袋を持ち上げると、それらを投下する。
落下する砂袋の重さに引っ張られたロープとマクガイア・リグは、もの凄い速さで地上めがけて落ちてゆく。
偵察チームは落ちてくる砂袋をかわさなくてはならない。


 プロジェクト・デルタにおける偵察チームは基本的にグリーンベレー2名と南ベトナム特殊部隊4名から構成され、マクガイア・リグによりチームを抽出するには2機のヒューイを要した。
プロジェクト・デルタの偵察任務では、マクガイア・リグは作戦基本手順(原文ではRecon SOP:Standard Operation Procedure)では、まず最初のヘリが3名のベトナム人を抽出し、次のヘリでアメリカ人2名と残りのベトナム人を引き上げることになっていた。
アメリカ人は無線機を運搬するため常に最後まで待たなくてはならなかった。


 作戦基本手順はまた、M16やCAR-15のキャリングハンドルをスナップリングで銃口が全貌を向くようにLDEに吊るよう提示していた。
こうすることで、隊員は必要に応じて抽出時にも片手で反撃が出来るようになった。


 LZに砂袋がドスンと落下すると、最初の3人はそこに駆け寄りマクガイア・リグを手にすると、A7Aの一番下にあるストラップ・ロープに彼らのラックサックをスナップリンクでくくりつける。ラックサックは外して別に吊す訳である。
そして手綱を左手に持ちマクガイア・リグのリングに足をかけ3人とも準備が整うと、ロープを揺らして機上のヘリクルーへと合図を伝える。
抽出要員のNCOはパイロットにリフトオフの命令を出す。ヘリが上昇するとロープは締まり、3人はマクガイア・リグに座る姿勢を取るのである。
離陸すると彼らは腕と脚をリグに支えられて飛び上がり、ヘリの100Feet 下を空中に浮く1つの塊と化した。
ロープが撃たれた場合に備えて、隊員はそれぞれの腕や脚を互いに支え合った。
FOBへの帰り道、比較的安全でひらけている地帯を発見したときや、もしくはヘリが予備燃料をキャビン内に搭載してきた場合などでヘリは一旦着陸した。
そういった場合隊員はマクガイア・リグを降りてヘリに乗り込むことが出来る。
もし着陸出来そうな場所がなければ、偵察チームは基地までずっと吊されることになる。
たった3inの幅しかないナイロン帯に体が食い込むので、長時間の使用に伴う疲労は並大抵の物ではない。


 帰投まで残り1時間を過ぎてからの期間以降もリグに吊されっぱなしということは、大して珍しいことではなかった。
プロジェクト・デルタの偵察任務が行われた作戦区域はUH-1D/Hの最大行動半径の位置にあったのである。
燃料を満載して出撃しても、ヒューイは燃料の制約上、作戦空域に最大15分しか残ることができなかった。
もし回収に15分以上かかってしまった場合には、帰路で一旦着陸しチームを収容することができず、FOBに直行することになってしまう。
もしこうなった場合、ヘリは“ビンゴフュエル”になる前に辛うじてFOBに到達することはできるものの、隊員はFOBまでずっとマクガイア・リグに吊されることになってしまうのだ。


 ヘリに搭乗している回収要員のNCOはマチェットを機内に持ち込んだ。離陸時に隊員が樹木に絡まってしまった場合にロープを切断するためである。
また、もしヒューイに異常が発生して高度が下がり始めたときには、マクガイア・リグに吊られる隊員が森林の樹冠に達したところで、なんと回収要員のNCOはマチェットでロープを切ってしまうのだという。
これは隊員の間で交わされた“自分たちが落ちた上にヘリが降ってくるより、地面や木に落ちる方がまだ生存のチャンスがある”という合意の上での取り決めによるものであった。


 マクガイア・リグがあまりにも苦痛でしんどかったためにSOGは1969年にSTABOハーネスを発明した。
プロジェクト・デルタの偵察チームでもSTABOハーネスを採用したいという申請があったものの、これは却下されてしまった。
兵站の観点からして、プロジェクト・デルタの部隊規模にSTABOハーネスが割に合ってないと判断されたのである。
プロジェクト・デルタに参加するすべての隊員、偵察チームだけでなくロードランナー、BDAに就くヌン族、レンジャーなど全体に緊急脱出の能力を付与出来なければならない。
もしプロジェクト・デルタがSTABOハーネスを採用しようものなら、数百ものSTABOハーネスを準備する必要がある。
しかしマクガイア・リグならは、プロジェクト・デルタは全体で20~30組ほどを揃えておけばよく、容易に制作できるので足りなくても必要な分はすぐに用意できる。


 STABOハーネスはパラシュート降下用のハーネスに似た形状のハーネスである。
A7Aナイロンストラップによく似た素材で出来ており、2本のストラップを背中でX字にクロスし縫い合わせてハーネスとしている。装備を自由につけることができ、抽出以外の際もLDEのようにフィールドギアとしての使用が可能である。
しかし、STABOハーネスは製作に時間がかかるうえ、コストも高い。STABOハーネスはS、M、Lサイズが製作された。


 抽出を行う際、2本のストラップをハーネス前方のDリングにフックをかけ、股をくぐらせる。
リグの腰に位置する部分にM1956ピストルベルトを通すようになっており、ベルトはタイトに固定される。
肩部にある2つのDリングはヘリから降ろされたロープをフックで固定するためのものである。


 STABOハーネスとマクガイア・リグを比較したとき、STABOハーネスが大きく勝っている点は快適性であった。
抽出されているときの乗り心地がマクガイア・リグより優れていた。
対照的に、マクガイア・リグを抽出に使用する場合は、抽出までの作戦中隊員はヘトヘトにならずに済んだ。


 マクガイア・リグはヘリ側に装備されているので、STABOのように作戦地域に携行する必要がなかった。
STABOハーネスはM1956 LBEより重量がかさむ。そのうえ自重に加えアンモポーチ、グレネード、キャンティーンなどの重量がのしかかるが、これを数日間装備し続けると体への負担が通常のHハーネスよりも大きかった。
重たいラックサックとの相性もまた悪かった。(負担を軽減するため現地制作かもともと付属したのかは分からないが肩パッドが取りつけられたCISOラックサックやSTABOハーネスが存在した。また、ベトナム戦後のSTABOハーネスには肩の部分にシリコンが封入された。そのため多少なりともフィットするようにはなっている。それでも構造上、同じ重さでも肩には鋭く負担がかかる)


 マクガイア・リグは必要になったときには必ずそこにある。ハーネス自体がヘリに搭載されているため、ヘリさえやって来れば抽出の条件が整うからだ。
対してSTABOは、もしも作戦中に装備ごと投棄したり紛失したりしてしまったならば、隊員はハーネスによる抽出の機会を無くしてしまう。
その点でマクガイア・リグはより確実性がある方法と言えるだろう。


 また、NVAの制服を身にまとうロードランナーたちに、STABOハーネスを装備させる訳にもいかなかった。(と書かれているが実際SOGは普通にNVAの服とSTABOを併用している。)


 プロジェクト・デルタは最後までマクガイア・リグを使用し続けた。
快適性にこそ難はあったものの、マクガイア・リグは安価で信頼性に富み、効果的なシステムであった。
まさに必要に駆られているこのようなタイミングで革新的なシステムを考案したチャールズ T. マクガイア上級軍曹は、何百人ものアメリカ人、ベトナム人、部族たちから、この信頼できるシステムのおかげで命があり、戦い続けられることを感謝され続けたのである。  

Posted by ながせ(Kingbee) at 23:57Comments(3)GearMcGuire Rig

2015年01月11日

ちょいと進路変更

お正月からだいぶ経ってますけれど、あけましておめでとうございますー!

年始めの抱負と、その前に少し独り言をつらつらと書きます。

まずこちらのブログで使っている私の現在のペンネーム「Kingbee」なんですが

この趣味を始めた時から地元の方々に呼んで頂いている

「ながせ」に戻すことを決めました(゜-゜)






決心したのは先日の赤城での定例会のことです。

自分を前から知る方からは「ながせ」と、

一方ブログやツイッターで絡んでから会った方からは「Kingbee」と呼んで頂いておりました。

(;一_一)。○ このままだと絶対混乱する!!(滝汗)

(いや、数年前ブログ開設したときにこのペンネにして種蒔いたのは自分なんですが…)

とはいえ、Kingbeeの名前もコールサインとして残していきたいと思います。




それと、上半期の方針を立てましょう。

キーワードはズバリコレ!





モンタ二ヤード!

もし撮影会やイベントに参加する機会があれば山岳民族のカッコがしたい!

重ねて今年はベトナムの文化、分布地域、歴史、部族のことなど教養を深めたいです。
(モン族たちの歴史は知れば知るほど悲しくなりそうですが…)

アノ人のブログに足を運ぶ回数が増えることは間違いありませんね。

勉強すんべ。あとようつべも沢山見よう。

あ、もちろん仕事の勉強を圧迫しない程度にネ!

あとヒサロ行ってふんどし作って(路線が…





余談

いまさらですが映画グリーンベレーを初観賞しました。近々出る英プレゼン大会に向けた勉強も兼ねて。

冒頭の民間人に対するインタビューが凄くいい参考になりました。

画像の軍曹みたいに机に銃ぶちまけたりはしませんけどね。。

あと、スカイフックとフルトンシステムのクリアな映像が素晴らしかったです(よだれ)  
Posted by ながせ(Kingbee) at 22:12Comments(4)つぶやき